長野県支部、鹿児島蒸留所見学ツアー。~嘉之助蒸溜所~

2024/03/10 活動報告

開催日:2024年・2月5日(月)
見学場所:小正嘉之助蒸溜所株式会社
参加人数:19名
内容:2日目は小正嘉之助蒸溜所へ。
日本初の全量樽熟成の米焼酎「メローコズル」の蔵元であり焼酎の老舗蔵が手掛ける同蒸溜所は、東シナ海に面する吹上浜沿いに施設が建っており、常に海風が吹く美しい自然の中にある2017年に開設したまだ新しい蒸留所。
見学を案内して頂くのはブレンダーの神野様。特徴的な「コ」の字型の本棟は見学に配慮された造りになっており、順を追ってウイスキー作りの工程が見やすく分かり易い工夫が凝らされていました。見学最大の見どころはやはり、嘉之助蒸溜所最大の特徴である、初溜1基にネック形状とラインアームの角度が異なる2基の再溜器の計3基のポットスチルが備えている所。それによる異なる酒質の仕上がりのニューポットが出来、それらを組み合わせることにより様々な原酒を生み出せるとのことでした。その後、併設されているテイスティングルーム「THE MELLOW BAR」にて、スタンダード・バーボンカスク・リチャーカスク・レッドワインカスクの4種類の嘉之助蒸溜所のウイスキーを試飲。それぞれ使用樽が違うので個々の個性がはっきりと分かり参加者一同風味の違いを堪能しました。また、カウンターに座ると目の前には東シナ海が一望でき最高のロケーションで、海無し県の長野県バーテンダーにとって「一度はこんな景観のカウンターで仕事をしてみたい」との声も聞こえました。
一泊二日の鹿児島蒸留所見学ツアーは参加者にとって大変有意義な経験となりました。
本ツアーにおきましてご尽力頂きました、各関係者の皆様、旅行会社と密になり計画を立てて下さいました飯島支部長、悪天候の中空港~長野県を送迎して頂きましたバス代運転手さん、訪れました各蒸溜所の皆様、お世話になりまして誠にありがとうございました。

神野様と参加者の集合写真

見学中の様子

3基のポットスチル

東シナ海を臨むテイスティングルームのカウンター

試飲したアイテム

試飲中の様子