野沢温泉蒸溜所＆里武士ブルワリー見学会～野沢温泉蒸溜所見学編～

2024/11/10 活動報告

日にち：10月20日(日曜日)
参加者：4名・現地集合
野沢温泉蒸溜所と里武士ブルワリーの見学会が行われました。
縦に長い面積を持つ、長野県の北信州・標高約570mに位置する野沢温泉村内にある「野沢温泉蒸溜所」は村の中心部にあり、元々は野菜や食材を缶詰にしていた歴史的な工場をリノベーションして2021年設立、2022年12月に正式オープンしました。
参加者が無事に到着、揃ったところで、蒸留責任者・製造部長のヨネダ“サム”様より施設内を案内して頂きました。
先ずは粉砕室から。丁度オーストラリア・ヴォイジャー社のクラフトモルトがセットされており、粉砕機は超小型の米国製ハンマーミルを導入、麦芽以外の穀物に対応できるようになっていました。その後、ドイツ・カール社製の糖化槽や攪拌装置が付いたステンレス槽と、日本で初めて導入のマッシュフィルターを見学。蒸留器もドイツ・カール社製で、連続式やジン用のボタニカル・チャンバーが付いるハイブリッド型。ヘッドはバルジ型で容量は1,000リットルの初留１基と700リットルの再留１基で、自動制御システムが搭載されています。
モルトウイスキーの蒸留は2023年１月に開始しており、ウイスキーの仕込みは１バッチ麦芽400kg。ヘヴンヒルの古樽や近くのワイナリーの古樽に詰め、熟成庫は地元の木材を使ったラック式だそうです。
現在の野沢温泉蒸溜所は、クラフトジンが主力商品となっており、販売されている全ての商品が国際的な品評会でゴールド以上や多くの賞を獲得しているなど、その名を世界にとどろかせている実力派の蒸溜所です。
丁寧に説明してくださいましたヨネダ様、長野県支部の為にお時間を作って頂き誠に有難う御座いました。
また、訪れたい蒸留所の一つとなりました。今後の活躍が楽しみです。